それでも、強く生きる。ADHDの高校13年生

ADHDやその他いろんな症状を持つ自分が強く生きていくためと記録のためのブログ

「食」で苦しんだ学生時代。

米粒です!


今回は前回の続きで

学生時代に「食」で苦しんだことを書いていこうと思う。


・小学3年生


2年生のときの「残すな」という怖い先生が異動して、3年生のときにクラス替えとともに担任の先生も変わった。

当時の担任はおそらく25歳くらいで

かなり若かった記憶がある女性だった。


去年の苦い記憶もあり、米粒は先生に

「野菜がどうしても食べられないんですけど、残していいですか‥?」

と恐る恐る聞いた。


先生は、「好き嫌いはあまり許せないけど、どうしても食べられないなら残してもいいよ」

と言った。

それが米粒にとってかなり嬉しかった。


ノイローゼのようになっていた2年生のときよりも学校生活も楽しくなり、米粒は笑顔も増えていた。


・代理の先生が米粒の悩み


担任の先生は給食について言ってくることはなかったが、

担任は当時産休を使っていて学校を休むことが多かった。

担任が休むたびにクラスを持っていない先生が代理で来ていた。

その先生が米粒を悩ませた。


代理の先生が昔ながらの残すなという先生で、多いぶんを減らすこともなかった。


・ひとくち食べたんで残してもいいですか?


これは米粒が代理の先生に向かって言った一言だ。

どうしても許してくれない先生のため、ひとくちでも食べたなら考えてくれるのではないかという考えだった。

しかし代理の先生はため息をつき、

「こんな量も食べれんのか!」

と給食の後説教された。


・学校の欠席


不運なことに、担任は産休明けで休むことが多く、その度に代理の先生が来ていて

なかでも許してもらえない先生が来ることが多かった。

代理の先生が「次は金曜日に来る」

ということを帰りの会で言っていて、米粒は一気に青ざめた。

金曜日はひとくちも食べられないサラダが出る日だった。

迎えた5月16日金曜日。

米粒は朝起きて学校に行くのを嫌がった。

2年生のときも何回かあったが、

学校に行ってまた怒られることを考えると憂鬱になる。

母に叩き起こされてリビングで朝ごはんを食べていた。

米粒には3歳年上の姉がいる。

当時6年生だった姉は、すでに朝ごはんを食べ終わり、運動会の組体操の練習をしていた。

組体操に興味を持った米粒は姉の真似をしていた。

すっかり給食のことを忘れてはしゃいでいたとき、バランスを崩して米粒は転倒した。

転倒した際に唇を強打し、血が溢れてくる。

すぐに母はハンカチで米粒の口を覆い、病院に連れて行ってくれた。

結果、唇を4針縫う怪我。

大事をとって学校は欠席した。

「馬鹿やねー」と言いながら学校に行く姉。

「気をつけないかんよ」と怒ったあと仕事に行く母。

家に居ても暇だったのでいつもは長時間は禁止されていたテレビゲームを一日中やった。

学校へ行かず給食を回避することができた喜びと、

普段姉とゲームの奪い合いになっていたので米粒はこの日の喜びを忘れていない。


・あまりに残しすぎて、ついに担任から目をつけられる


3年生も終わりを迎えた金曜日のある日のこと。米粒は4月に担任に言われた「無理やったら残してもいい」

という言葉によりなんのためらいもなく野菜を残すようになっていた。

その日も、給食でサラダが出ていたので一切手をつけず、ボウルに当たり前のように返却した。

すると担任から

「米粒くん、ちょっと来なさい!」

と呼び出された。

そして「今までは許してきたけど、これでは米粒くんのためになりません!来週からは残すことするな、全部食べろ!」

と怒鳴られた。

9歳の小さい子供からすると、25歳ほどの女性からでも怒られると相当怖い。

さらに次の週の月曜日は、ひとくちも食べることができない野菜が出る日。

米粒は一気に2年生の頃のノイローゼのような症状を思い出した。


・和解


週末の間、米粒は次の月曜の給食が気が気でなく父に遊びに連れて行ってもらったがなかなか楽しめなかった。

月曜、腹をくくって鼻をつまんでひとくち野菜を食べたものの、すぐ横に置いていたティッシュに吐き出してしまった。

しかし担任はその頑張ったことだけは見ていたみたいで、「先生も先週は強く言いすぎたみたいでごめんね。本当は克服をしていかないといけないけど、あなたはもういいわ。」

と言われて頭を撫でてくれた。


それから3年生が終わり、先生は育児専念で休職されたと聞いた。


4年生のときの先生は給食に関してはあまり何も言ってこなかったが、4年生のときにつるんでいた悪友との素行面で相当怒られたことは記憶にある。


5年生からの食については次回の記事で。


ありがとうございます。