それでも、強く生きる。ADHDの高校13年生

ADHDやその他いろんな症状を持つ自分が強く生きていくためと記録のためのブログ

会食恐怖症について

米粒です!


今回は前回お話した通り、会食恐怖症というものに焦点を当てて書いていこうと思います。

かなり長めになっていますが、もしよければ読んでください(まとまりがなくてすいません、、)


2019年9月12日現在、米粒はとある飲食店で働いている28歳。


見た目は第1印象は「チャラい」「YouTuberにいそう」とよく言われます。

そして話すと真面目らしいです

「喋らなければイケメン」

と言われたことも。


なんだよ喋らなければって!!笑


なんて話が脱線する前に。

こんなチャラいと言われ悩みがなさそうと思われがちですが、米粒は「会食恐怖症」です。

今の飲食店では自分がこの症状だということを誰も知りません。


・そもそも会食恐怖症とは?


いくつかの定義や人によって度合いも違いますが

基本的には「人と一緒にご飯を食べるのを苦手とする人」だそうです。

症状としては極度の緊張、冷や汗、お腹は減っているはずなのに喉を通らないような気持ちになる

があります。


・米粒の会食恐怖症のレベル


1.家でひとりで自分のペースでご飯を食べるのが一番の幸せ


2.友達と遊びに行くときも、1日を通しての遊びにしないようにする

例:昼13時に◯◯駅集合ね!昼ごはんは各自で食べてきて!


3.会食恐怖症をほとんど気にせずに食事ができる友達は2人ほど


4.ファミレスの残していたら一発でバレる定食などがかなり苦手


5.居酒屋は1つの大皿をみんなで分けて食べたりみんな飲むほうに集中してくれるので比較的ラク


6.みんなで急に食事に行くことになると本当は行きたいのに不安な気持ちが勝ってうまく理由をつけて帰る


7.食堂は基本的に利用しない


8.今までで元カノは4人いたが、一度も本格的な食事デートをしたことがない


9.人と食事をしてて緊張で全然食べれないことを突っ込まれると、「いや、昼ご飯食べて入らんのよね」と言い訳をする


ひとりでの外食でもざっくりまとめると


ファミレス→△(ひとりで時間をかけるならなんとか‥でも極力行きたくない。テイクアウトならオッケー)

牛丼屋→×(テイクアウトなら◯)

カレー屋→×テイクアウト(ry

ラーメン屋→1店舗を除きほとんど行かない


こんな感じです。いやぁ‥自分でも書いててよくこれで生活できてるよなって感じですよw


特にやばいなと思ったエピソードがあるのでこの際挙げておきましょう!


・米粒の過去


ケース①腹ペコの研修

米粒は昔、地元を離れて県外の工場で働いたことがあったのですが、工場で本格的に働く前に座学の研修が行われました。

そして1日通しての座学なので当然食事の時間があります。

そこで上司の人が

「上の階に食堂がありますので、私も含めてみんなで食事しながらお話しましょう!」

と言いました。

そこで米粒は異常な緊張感を覚えました。

自分が会食恐怖症なのを知ってる人はいるはずもなく、お腹が空いていたはずなのにご飯をもらいに行くときに食欲がなくなり、おそらく幼稚園児くらいの子が食べる量しかよそいませんでした。

結果、その量すら完食はできず、周りからは心配されました。

本当に「喉を通らない」というか

口に入れても拒否反応を示すのです。

「ちょっと緊張かわからないですけど全然入りませんわ笑」

と言ってその場は凌ぎましたが

食堂を出た途端にお腹が空き、次の座学の授業ではずっとお腹が鳴っていました。


ケース②お腹が空いてめまい

これは23歳のときかな。車の免許も取り、21歳の時に住んでいた2つ隣の県までドライブに行きました。

そして21歳のときに仲の良かった女の子とデートの予定を立てていました。

そのときの昼飯は時間がなく車でのパン二個。

女の子と遊ぶころにはすっかりお腹すいた状態に。

しかし遊んでいたら忘れるだろうと思いドライブや買い物をすること数時間。

買い物でたどり着いたショッピングモールを歩きながら話しているとなぜか頭がクラクラする感覚に見舞われて

女の子の話も頭に入らなくなってきました。


そして吐き気も襲ってきたので、ヤバイと思い

「ごめん、ちょっとトイレ我慢しててさ笑」

と言い

「早く言ってくれれば良かったのに笑」

という返事を聞く前にトイレにダッシュしました。


しかしトイレに着いた瞬間、安心感から吐き気は収まり、いつでもトイレに行ける通路で女の子にバレないようにカバンに入れていたチョコを食べて乗り切りました。




いやーひどい笑

でもここまでではなくても、自分くらいにこの症状に悩んでいる人はきっといるはず。


・会食恐怖症になる原因


これも様々です。

家庭環境であったり、トラウマがあったり。


ちなみに米粒がなった原因はこれ!


・偏食

前回の記事でも書いたが、野菜を筆頭に好き嫌いがかなり多い。

こだわりも強く、少しでも嫌いな成分が入っているものはほぼ買うことは無い。

なので会食の場で嫌いなものが出ると言うのはいわば公開処刑みたいなもの。

ほら、あれだ‥。全くわからない数学の授業で当てられたときの絶望感によく似ている。(経験談)


・食べるのが絶望的に遅い

小さい頃から食べるスピードも遅く

それで食事に集中できずにテレビを見たり、家族と会話をしすぎてよく怒られていた。

学生時代の給食では

「米粒くんがまた野菜残してまーす」と

「米粒くんがまだ食べ終わってません」

耳にタコです。


胃下垂

高校3年生のときに診断済み。

「普段の生活に支障は無いが、いっぺんに食事が出来ないタイプだね」とお医者さんに言われた。

だから短時間で大盛り弁当を平らげる人はすごいと思う。


・嘔吐恐怖症

これが一番デカイ理由だろう。

これを話すと長くなるので別記事で話そうとは思ってるが、、、

米粒はかなりの嘔吐恐怖症なのだ。

よくYouTuberで実験で涼しい顔で吐く人がいるが、俺からしたら身体がどうなっているのか解剖してみたいくらい分かり合えない人種だと思う。

要するに好き嫌いも、アレルギーではないのでせいぜい体調を崩したり吐いたりするぐらいだが

その吐くことが困難、または極度に恐れるため食べることができないのだ。

まあこれは昔よりは若干マシになったんだけどね‥


以上が米粒を悩ます原因!

しかし上に挙げたように、会食恐怖症でもほとんど気にせずに食事ができる人が2人もいるんだ。

これは10年来の親友で

自分が会食恐怖症だとは言っていないが

「食べれんのやったら無理せんどき」と言ってくれたり、「食べんのやったらちょうだい」と言って食べてくれる。


あとは米粒が普段どう生活しているかというと


①「全然食べてないやん」という言葉は基本的に無視する


無視するというと少しひどく感じるが、気にしないということ。

おそらく会食恐怖症の人は、会食せざるを得ない状況になったときに不安や緊張で食べられない場面があり、上のことを言われることがあるかもしれない。

しかし別に気にする必要はない。

「ちょっとあんま腹減ってなくて」とか

「前のご飯食べすぎちゃって」と言っておけばいい。」

言葉を間に受けて「ああ、やっぱり食べれないんだ」と落ち込んでしまうとさらに食欲が落ちる。これは自分自身の経験談だ。


②食べられなかったときはリボ食事


上に書いた工場のときは、手荷物を少なくするためにカバンに何も入れてなかった。

会食恐怖症によりほとんど食べられなかった人は、その状況から解放されたあとお腹が空くことが多い。

なのでパンやおにぎり、ウィダーや小腹満たしのお菓子などをカバンに入れておくことをオススメする。

パンやおにぎりは極端な話隠れてでも食べやすいし、中途半端に食べるとさらにきつくなるという人でなければ楽になる。

ブラックサンダーなどはコンビニでも安く買えるし、小腹満たしでは愛用している。

この少しずつの食事を自分で「リボ食事」と勝手に名付けて呼んでいる。笑


③取り戻し

工場のときにお腹が鳴りまくって恥ずかしかったので、耐えきれず次の休み時間に売店に走りパンを買って食べた。

それで研修はしのいだが

やはり昼をパン一個程しか食べていないと身体がもたない。

なので夜家に帰ったら昼食べられなかった分を補うようにたくさん食べてた。

もちろん食事は人によるから、あくまで自分の例です


・だけど改善はした!

長々と「他人との食事きつい」ということについて書いてきたが、これ実はちょっとマシになったんですよ!


・飲食店で働くということ

冒頭でも述べたように、米粒は飲食店で働いている。メリットはいくつかあった。

①自分のペースで休憩できる

米粒の飲食店はずっとピークタイムの人不足で(人は足りてるけどみんな当たり前のようにバツつけるからね!笑)シフトの決められた時間に休憩できないなんてのはザラ。

なので各々パッ!と時間を見つけて賄いを食べる。

なので、他人がどうとか言ってる場合じゃない。


②賄い

賄いがあって本当に助かった。

1人暮らしだと食費が浮くし、自分のペースで食べられるのでラク。残しても高温多湿

なとこ避けて保存してればまた少ししても食べられるし。

少し話はそれるが、実家暮らしで違う飲食店で働いていた友達は食事を全部賄いにして給料を貯金し、単車を買いました笑


・まとめ

以前自身のFacebookで会食恐怖症を打ち明けたところ、何人かからコメントで「俺も多分それ!」「私も人と食べるの無理!」

とあって、

悩んでいるのは自分だけではないと感じた。

めちゃくちゃ長くまとまりのない文章だが、

少しでも自分の書いた記事を多くの人に見てもらいたいと思っている。


・自分以上に悩んでいる人がいた

工場でほとんど食事ができなかったとき、

「なんで人と食事ができないんだろう」

と悩みまくった。

まだ「会食恐怖症」なんて言葉も知らない。

ネットで「他人と食事ができない」的なワードで検索した気がする。

すると辿りついたのがこの山口健太さんという人のブログだ。

https://soar-world.com/2018/03/29/kentayamaguchi/


山口さんと直接お会いしたことはないが、

少し境遇が似ていると思ったし

過去の自身の体験をもとに会食恐怖症の人達と向き合っている素晴らしい方です。


・好きなものなら大丈夫


米粒は今までの人生でいくつかの土地を転々としたが、生まれ育ちは福岡県である。

福岡でも外食は友達とたまに行くくらいであまり好きではなかったが、唯一気にせず行けるお店があった。

それがここ↓

https://www.marutan.info/

博多 まるたん 


米粒はよく博多や天神に遊びに行っていたのだが、19歳?くらいのときにふらっと立ち寄ってから美味しくてよく通うようになった。

独特のスープと、辛味噌がマッチしていて

煮卵がかなり柔らかく仕上がってるのも特徴だ。


今、米粒は別の県に住んでいるのだが

福岡育ちというと「おいしいラーメン屋教えて!」とよく聞かれる。

そのときは迷わずここを教えているほどだ。

他の店に行くときは緊張して全然食べられないときがある。

単に慣れただけなのかもしれないが、5年以上通っても飽きない味はなかなか無い。


最後に話は少し逸れてしまったが、

会食恐怖症で悩んでいる皆さん

かなりきついですよね

なかなか理解されないこともあるでしょう

しかし少しずつでも「食べることができた」

という喜びは他には変えられません

一緒に頑張りましょう。


ではまた次の記事で!

#会食

#会食恐怖症